2014年4月9日水曜日

vTigerCRM6.0にカスタマーポータル(Customer Portal)をセットアップする その1

vTigerCRMにはカスタマーポータルという、vTigerCRM内で管理する顧客担当者に対して、専用のポータルページを提供し、ここに関連する注文情報等を共有したり、また直接問い合わせを行いその状況を共有するための機能があります。

カスタマーポータルは、vTigerCRMのオフィシャルなオプション機能なのですが、デフォルトの状態では利用することができません。
vTigerCRM内に管理画面は存在するのですが、全ての機能を利用するためには一部ファイルを展開してインストールする必要があります。
実は、利用方法のドキュメントは公開されているのですが、インストール方法は無いというか見つけられませんでした。
そのため今回はそのインストール方法をご紹介します。

まず、vTigerCRMがインストールされているパスの下にカスタマーポータルを展開するディレクトリを作ります。

ディレクトリ名は任意でかまいません。
この説明では「portal」というディレクトリを作ります。
次に、以下よりカスタマーポータルのプラグインをダウンロードしましょう。
https://www.vtiger.com/open-source-downloads/

こちらを解凍し中身を先ほど作成したportalへ展開します。

次は、/portal/PortalConfig.phpの編集を行います。 この中の以下の二つの項目を修正します。
まず、$Server_Path(17行目)を編集します。
$Server_Path = '%あなたのvTigerCRMのインストールパス%';

こちらは弊社のデモ環境であれば、https://crmtouch-demo.begood-tech.com になりますね。

次に$Portal_Path(20行目)の編集します。
// This is the Customer Portal Path
$Portal_Path = '%あなたのvTigerCRMのインストールパス%/portal/';
こちらは弊社のデモ環境であれば、https://crmtouch-demo.begood-tech.com/portal/
となります。

まだ続きます。
次は、vTigerCRMの大本の設定ファイルconfig.inc.phpの$PORTAL_URLを修正します。
$PORTAL_URL = '%あなたのvTigerCRMのインストールパス%/portal/';
上記の$Portal_Pathと一緒ですね。
インストールはこれで終了です。

これで、こちらにアクセスするとログイン画面を確認できます。
みためが5.4の時と変わってない気がするとちょっぴり残念感はありますね。

また、こちらにログインするためには、顧客担当者に対してポータルを使うための設定を有効にする必要があります。
有効にすると顧客担当者に登録されているメールアドレスに対して、パスワードやログイン先を通知するメールが送信されます。
また、管理画面から、どのモジュールを顧客と共有するかが設定可能です。

その2では、そういったインストール後のセットアップと日本語化をご紹介しますね。

CRM TOUCHのサイトはこちら
vTigerCRMの日本語の情報に関してはこちら